浄土宗の開祖 法然にまつわる場所です。
「杖堀の井戸御縁起」より、写す。
承元元年(1207年)、浄土宗の元祖法然上人御年75才の御時、南都・北嶺の僧徒達の訴状に依り念仏停止の御法度に値い給い、追いに当国塩飽本島に配流の身となりしが、源空もし流刑に処せられたまはずば我亦配所に赴かんや、もし我配所に赴かずんば何によってか辺鄙の群類を化せんと御高齢をも、おいといなく各所に仏法弘通の御足労。数多の奇瑞を顕され折りしもこの山峡へ御巡鍚の砌、大旱魃に見舞われ土地の人人大いに嘆かれけるを上人非常に御憐れみ給い、御自ら杖を持って岩間に挿し給へば不思議なるかな清水湧き出し旱天続くも、涸れることなし、後の○高僧源空上人の御遺徳を偲び杖堀の井戸と稱して崇敬の念、今に絶えせざる也。
○は、読めなかった漢字です。ピンクの文字の部分は、どうも、法然の弟子親鸞の言葉のようです。
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青ノ山トンネル手前 国道11号線側に、井戸に行く入り口があります。国道11号線から行くと、左側にあります。
入っていくと、車一台通れる幅の道があります。
井戸の前には、大きな駐車スペースがあります。
駐車場から、井戸へ向かう階段です。
井戸の手前に、石碑があります。南無阿弥陀仏。
これが井戸です。井戸には、木のふたがされています。
ふたを取って、中を見てみました。水が透明で、底が見えます。井戸は、とても浅そうです。
杖堀の井戸御縁起 (写真をクリックすると大きくなります)
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